はじまりは数年前、仕事で訪れたセブ島。
街に並ぶお土産屋でかわいいポーチと出逢ったことが、ランギットカラーズ誕生の原点です。
当初はただの物珍しさ、日本ではあまり目にしたことが無いと言う程度でした。
しかし回数を重ねる度に何か「オリジナリティ」を加えて
日本で展開できないかと考えるようになりました。
『アップサイクルと言うキーワード』
まず、驚くのは街で並ぶ商品は、日本では見られない
とにかくカラフルで明るい表情をしたものばかりだということです。
出逢ったポーチの明るい色使いの元は
なんとフィリピンで一般的に売られている飲料水のパッケージ。
私たちは現地のデザイン性を保ちつつ、バックのオリジナリティの表現を考える上で
飲料水パッケージの様な廃材をそのまま再利用するだけではなく、
商品としての価値を高める”加工”を行う、いわゆる「アップサイクル」の考え取り入れました。
「加工」の部分には日本製をはじめとする様々な素材を、
元来の商品に組み合わせことでアップサイクルを実現しました。
季節感を表現する異素材を現地の伝統的な編み方でデザインを表現し
ハンドメイドの特徴でもある1点モノの柄出しで一層の魅力を生み出しました。
このファッションはエシカルに繋がる
昨今、社会貢献が日本でも多く唱えられるようになってきました。
特にキーワードとして「エシカル」と言う言葉が使われています。
「エシカル」には、倫理的・道徳上と言った直接的な意味もありますが
英語圏では「社会に配慮している」などの形容詞として使われることが多い言葉です。
日本でもリサイクルやフェアトレードなどの付随する言葉と
それに関連するファッションもありますが
それを唱えすぎるが故に本当にオシャレなものは正直数少ないのが現状です。
私たちのランギットカラーズが大切にしたのは
「ファッション」が主語である事。
私たちの手がけるファッションを楽しんだら
「エシカル」が付いてきたと言う感覚を楽しんで頂きたいと想っています。
私たちの想い
日本も春夏ファッションの時間が年々長くなっています。
南の島を連想させるカラフルなファッションを根付かせたい!
これからもっと日本特有な素材や、世界各地の特有なものとアップサイクルを組み合わせ、
幅広いアイテムを対応して行きたいと想っています。
現在は各コミュニティで生産をしていますが
近い将来、そのパートナーが一ヵ所に集う一つの工房として
デザイン工房の設立・現地雇用の創出といった社会貢献を目指しています。
その夢の実現の為にも「バッグ・雑貨」に限らず
商品の幅を広げ、多くのモノを手がけ 社会貢献そのもののキャパをもっともっと広げて行きたいです。
「社会貢献を特別なことにするのではなく、日常的に使用されるものを世に多く出し、当たり前に社会貢献が出来る世の中にする。」
それが私達の想いであり これからの世界が向かう社会だと私達は考えています。